2012年05月31日

スマートソニックレシーバー

京セラと KDDI が共同で開発したスマートソニックレシーバーは、相手の声を圧電素子が振動に変換し、ディスプレイ部を振動させる。これにより、ディスプレイに耳を当てることで相手の声を聞き取れるほか、スマートフォンやフィーチャーフォンが従来より備える受話口をオミットすることでスリムなフォルムを実現している。

ディスプレイ全体がレシーバーとなるため、耳をディスプレイで覆うように本機を持てば、周囲の騒音を遮蔽して通話ができる。実際に、騒音を流し続ける指向性スピーカーの前に立って通話を試みたところ、騒音が障害になることもなく相手と会話することができた。ディスプレイから聞こえてくる相手の声も非常にクリアで聞き取りやすく、会話に集中できると感じた。説明員によると、耳をディスプレイで覆って通話することで、駅のホームや人通りが多い交差点、工事現場などでも受話口を備える端末以上に快適な通話ができるそうだ。

ディスプレイが受話口の役割を果たすことで、通話の際に耳を当てる位置を気にすることもない。よくスマートフォンやフィーチャーフォンを耳と肩で挟んで通話をすると、受話口が耳からずれて相手の声が聞き取りづらくなるが、本機では無縁だろう。横になりながらや、作業をしながらといった「ながら通話」が多いユーザーには重宝するかもしれない。

振動で声を伝達するため、例えば耳がイヤホンなどで塞がっていてもイヤホンに本機を押し当てれば、相手の声を聞き取ることができる。本ブースでは、騒音が流れ続けるヘッドホンを装着し、ヘッドホンの上から本機を押し当てて通話をするということもできるが、相手の声が騒音にかき消されることなく耳に入り込んでくるようだった。



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Posted by shot at 22:39│Comments(0)つぶやき
 
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